久野コレクション写真館 <関東>
[08] 茨城
[0811] 鉄マンガン重石 <茨城 高取>
長さ3センチ弱の分離結晶で端面も完全。81年訪山し、鉱山当局より入手。
[0821] くさび石 <茨城 稲田> 【クリックで拡大】
8センチの捕獲岩スカルン中に埋没して散在する1,2ミリの結晶。本産地では未報告か。91年採集。
[09] 栃木
[0911] マンガンパイロスマライト <栃木 久良沢>
7センチのマンガン鉱中の小空隙に5ミリの紅色不完全晶がみえるもの。’82採集。
[10] 群馬
なし
[11] 埼玉
[1111] 車骨鉱 <埼玉 秩父> 【クリックで拡大】
7×9センチの全面が水晶微晶。そこにセンチ大の本鉱結晶が十数個散在し、5ミリの四面銅鉱も伴う。’61年切羽までいき、職員より入手した。
[1112] 毛鉱 <埼玉 秩父> 【クリックで拡大】
5×7センチの標本すべてが新鮮な針状の本鉱で覆われているリッチな標本。'61年、採集に赴き、鉱山の運転手さんから恵与された。
[1121] 燐灰石 <埼玉 渦ノ沢>
3−5ミリの無垢な美晶が多数林立。両頭もあり。結晶は小さいがお気に入りの標本。 標本左右長6センチ。91年採集。
[1122] 同上
スカルン晶洞中の2.5センチの巨晶。端面を一部欠く。88年採集。標本サイズ6センチ。
[1123] 同上
スカルン晶洞中の1.5センチの美晶。88年採集。
[1124] 磁鉄鉱 <埼玉 渦ノ沢>【クリックで拡大】
2×4センチの母岩中の灰鉄輝石晶洞に鎮座する3ミリの六面体結晶。どうみても「マス石」だが磁石につくという筆者発見の珍物。秘かに「魔愚石」と名づけた。91年採集。
[1125] くさび石 <埼玉 渦ノ沢>
3センチの母岩の1.5センチの晶洞中にオレンジ透明5ミリ大の本石が二つ連晶。結晶は不完全だが本産地では出色? ‘88採集。
[12] 千葉
なし
[13] 東京
[1311] 中性長石 <東京 中硫黄島> 【クリックで拡大】
まず渡島不可能。77年、自衛隊機で行けるチャンスがあり、戦前の「うずら石」と呼ばれたものと全くタイプのちがう写真のような1−2センチの平べったい結晶を多数採集。
[1321] 輝沸石 <東京 小笠原父島(初寝浦)> 【クリックで拡大】
自己採集の古典有名標本。8センチ大母岩に1.5センチの結晶が群晶をなしている。’83年採集。
[1322] 魚眼石 <東京 小笠原父島(夜明山)> 【クリックで拡大】
長さ1センチの細柱状結晶の放射集合で端面あり。多分、未報告。X線確認済。珍しい晶癖である。標本サイズ25×15ミリ。’83年採集。
[14] 神奈川
なし
[15] 山梨
[1511] 斑銅鉱 <山梨 妙法> 【クリックで拡大】
国内では斑銅鉱の結晶は未報告のはず。本鉱は白色の方解石と沸石のmixtureの部分に1−3ミリの不完全でルーズな結晶が見える珍品でこれひとつのみ。90年採集。
[1521] 硫砒銅鉱 <山梨 増富> 【クリックで拡大】
4センチの陶土様石英中の2×1ミリの黒色柱状結晶(両端面あり)。’92年採集。
[1531] 燐灰石 <山梨 小尾八幡>
名のみ高いが滅多にみない銘柄品。2.5×2.0×1.3センチの分離単晶で、表面はがさついている。大学時代、京都科学の橋本氏より入手。
[1541] トパズ <山梨 黒平>
標本サイズは6×4×3センチ。庇面型トパズ両頭結晶は5センチ長で、径2×3センチ。 筆者の小遣いをはたいて入手したもの。
[1551] 日本式双晶 <山梨 乙女>
最長部10センチに達する分離双晶。惜しむらくは左半分が大きく欠け(もともと欠落)、その部分を粘土で丁寧に造形しており、マニアの心情がよくわかる(笑)。売立で入手。